ギャンブルは世界的なビッグビジネス

世界のゲーミング産業は、2018年には年平均成長率(CAGR)4.1%で約4,493億ドルに達し、2022年までに年平均成長率5.9%、およそ5,654億ドルに成長すると予測されています。

この目覚ましい成長に寄与する要因として、市場の成長、有利なビザのルールや取り組み、都市化の拡大、モバイルデバイスを使用したギャンブルの台頭、女性客の増加などが挙げられます。しかしながら過去には、カジノに課される高い税率と不安定な天候が成長を妨げる2大要因となっていました。さらにこの他にも政府のギャンブル規制と人口動態の変化が挙げられています。一方で、将来の成長を牽引する要因としては、ギャンブルの合法化、世界的な経済発展、SNSの利用拡大、消費者の利用パターンの変化などがあります。

ギャンブル市場は、カジノ、宝くじ、スポーツベッティング、その他のギャンブルで構成されています。2018年には、宝くじ分野がゲーミング市場の46.1%、2073億ドルを占めていました。また6.9%の年平均成長率のスポーツベッティング市場は、今後最も急速な成長を遂げるセグメントになると予測されています。

カジノ市場は、実店舗、オンライン、VR(仮想現実)という3つの操業チャネルに分かれます。2018年のカジノ市場において、操業チャネル別のデータでは、オフラインゲームが94.3%を占めていましたが、今では大きく変化が起こっています。VR技術を導入したギャンブルの年平均成長率は何と21.7%と高く、今後最も成長するカテゴリーだと考えられています。

オフライン宝くじは世界中で大きな可能性を秘めており、2022年までに年間売上481億ドルに達すると見込まれています。宝くじ市場は、売り場での販売のほか、インターネット販売も行われています。2018年の宝くじ市場において、販売チャネル別のデータでは、オフラインでの販売が96.2%を占めていましたが、オンライン販売が今後成長すると予測されています。

世界最大のギャンブル市場はアジア太平洋地域で、全世界の32.7%を占めています。次いで、北米、西ヨーロッパ、その他が主要地域となっています。今後、ゲーム業界で最も高い成長率を見込まれているのも、引き続きアジア太平洋地域、そしてアフリカ地域で、CAGRはそれぞれ7.9%と7.7%です。

また、ギャンブル市場の戦略としては、オンラインギャンブルへの高度なセキュリティ対策の導入、モバイルギャンブルへの投資、ブランドと協働したスロットゲームやスマートウォッチ向けギャンブルアプリへの投資、大型スロットマシンやビッグデータ分析の活用などがあります。また、ゲーミング産業界でプレイヤーの利便性を高めるために追加で導入される戦略としては、新しい宝くじ関連商品の開発、便利な支払方法の提供、新興国への進出などが考えられます。

ギャンブル関連企業がこれらの機会を活かすには、モバイルアプリへの投資、退職者やシニア層の取り込み、アフィリエイトマーケティングの活用のほか、スキルベースのゲームやハイブリッドゲームに集中的に取り組むことが提案されます。